今回のインタビューは、マインドエレメント研究所の
深瀬啓介さんにお話を伺いました。
深瀬啓介さんのお仕事:
カラーセラピスト
深瀬啓介さんのご経歴:
1996年 大学時代にDTPとカラーマネージメントを研究、卒業後デザインの専門学校で講師となる。
2004年 mixiの色彩コミュニティ“色いろ”を開設し、現在1万5千人を超える会員を持つ。
2006年 色が心と体にどのような影響を与えるのかという研究を脳科学と心理学を基にまとめ、マインドエレメント・カラーセラピーを開発する。
2007年 ヒューマンアカデミー仙台校にてカラーセラピーの講座を担当する。
2009年 文芸社より“カラーリーディング”を出版する。
カラーニュース 杉本:深瀬さん、本日はお忙しいところお時間を頂きありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。
マインドエレメント研究所 深瀬さん(以下敬称略):よろしくお願いします。
杉本:今日は深瀬さんが開発された、マインドエレメント・カラーセラピーについてお話を伺いたいと思います。これは、どういうものなのでしょうか。
深瀬:「色が人の心と体にどのように影響を与えるか」ということを脳科学と心理学を基に研究し、まとめたものです。心理分析や自律神経関連、カウンセリング、自己啓発などに応用することができます。具体的には、『カラーヒーリング』『カラーリーディング』『カラーパシーピング』の3つのメソッドがあります。
杉本:『カラーヒーリング』とは、どのようなものですか。
深瀬:色を使って、癒しを導くメソッドです。色を利用して環境を整えたり、色の瞑想をすることで精神的な誘導をしたりします。自律神経を訓練することも出来ます。
杉本:どのような目的で受けにこられる方が多いですか。
深瀬:癒しを求めていらっしゃる方や、「成功したい」といった自己啓発の目的で受けられる方が多いです。また、感情をコントロール出来ずに悩んでいる方やあがり症の方が自律神経を訓練するためにいらっしゃることもあります。OLさんの他、医療関係者、店長、ヒーリングに興味のある方など、様々な方がいらっしゃいます。
例えば雑貨屋の店長さんの場合は、お店で売っている商品の中で、個々のお客様が手に取る商品の色について興味をもったとおっしゃっていました。『カラーヒーリング』を学ぶことで、お客様に色のアドバイスをすることが出来るようになり、お店の売り上げも上がったそうで、とても喜んでいただけました。
杉本:買い物時に色のアドバイスをしていただけるお店なんて魅力的ですね。
他のメソッドについてもお聞きしたいと思います。『カラーリーディング』とは、どのようなものですか。
深瀬:こちらは、心に対するアプローチです。心理分析の要素が強いメソッドです。
やり方は色々あるのですが、例えば18枚の色のカードから3枚のカードを裏にして選んでもらいます。そこで出たカードの色を見て感じたことを話していただき、心理分析を行っていきます。基本は3枚ですが、1枚のみや7枚といったパターンで使用することもあります。カードは表にして選んでもらうパターンで使用することもあります。
杉本:カードはどのようにして開発されたのですか。
深瀬:心理学では、ランダムな言葉の刺激によって気持ちを引き出していくという実験があります。これを色に応用して開発しました。色を見て連想していくということで、自己開示しやすくなるんです。
杉本:特に裏にしてカードを選ぶと、占いのような感じもして、ドキドキして面白いですね。
もう1つのメソッド、『カラーパシービング』についても教えていただけますか。
深瀬:『カラーパシービング』は、思考の整理に色を利用する技術です。文章を図解することは思考の整理に大変有効ですが、もう一歩すすめて、色を用いることで様々なことをもっと深く理解するのに役立ちます。研究者の方や企画に携わる方、グラフィックデザイナーの方などにお勧めです。
杉本:『カラーヒーリング』『カラーリーディング』『カラーパシーピング』。それぞれ、日常生活や仕事など、色々な場面で応用することが出来そうですね。
ところで、どうしてカラーに関する仕事をするようになったのですか?
深瀬:幼稚園のとき、赤い紙のロケットを母がつくってくれました。その赤は、自分が見ているものと母が見ているものと、同じものなのだろうか?というのが、すごく気になっていました。その疑問が大学まで残っていて、大学時代に「コンピューターグラフィックスにおけるカラーマネージメント」を中心に研究しました。簡単にいうと、「自分の見ている色とコンピューターで映し出される色を合わせていく」研究です。
研究が進むにつれ、「人間が関わる以上は心を無視できない」ということに気がつきました。そこで、心理学も取り入れることで、もっと深く研究をしていくことにしました。ヒューマンアカデミー仙台校にてカラーセラピーの講座をもたせていただいたのがきっかけで、現在のようなマインドエレメント・カラーセラピーの形がまとまりました。
杉本:ヒューマンアカデミーでは、どのようなことを教えているのですか?
深瀬:様々な塗り絵のワークを行っています。例えばColor Communication Work。これは、5×5の升目に2人が向かい合って色を塗っていきます。塗った色や位置、順番などを見ることで、それぞれのコミュニケーションのとり方や、お2人の関係性を読み解くことができます。普通、1番手前の1列は自分のスペースという認識のある方が多く、内向的な方は手前の1列をまず埋める傾向にあります。少し外向的な方であれば、自分の近くのスペースから相手側の方のスペースに斜めに塗っていったりします。
杉本:塗り絵からコミュニケーションのとり方が分かるなんて面白いですね。
深瀬:他にも、自分の身体の色を感じてもらうワークや、「怒り」「塩辛い」など色々な言葉から連想して色を感じてもらうワークなどもあります。「怒り」の感情を押さえ込んでいる方だと、色そのものがどうしても感じられないということもあります。また、「熱い」と「うっとおしい」を同じ色使いで塗っている場合は、「熱い」と「うっとおしい」を同じものとして受け止めている、などと読み解くこともできます。
杉本:塗り絵のワークを受けられる授業は、とても楽しそうですね。
深瀬:慣れてくれば、自分でワークを作れるようになるんです。そうなると、また色々と楽しみも可能性も広がると思います。
杉本:ところで、最近、本を出版されましたね。これは、どうような内容なのでしょうか。
深瀬:『カラーリーディング』について、リーディングのやり方からメッセージの受け取り方、カウンセリングについてなど、具体的に紹介した本です。占いのような遊びの要素が多く含まれていて、カラーを身近に、楽しく感じることができる1冊になっています。
杉本:私も読んでみました。ミニカードがついていたので、楽しく遊びながらリーディングを学ぶことができるなあと嬉しくなりました。
マインドエレメント・カラーセラピーはとても奥が深いですね。
今後はどのような展開を考えているのですか。
深瀬:先日は『カラーリーディング』を題材にカラーを身近に、楽しく感じることができる入門書のような本を出版したのですが、心理学や脳科学についての解説を加えた専門的な本を出したいです。
マインドエレメント研究所には福岡や青森、北海道などからも生徒さんが通われてきています。そこには「心理学と脳科学をベースに体系づけて色を勉強したい」「理論と実践の両方を学びたい」というニーズがあることを痛感しています。そういったニーズに応えられるような本をぜひ今後出版したいと思っています。
杉本:ますます活躍の場が広がりそうですね。
最後に、読者の皆さまに向けてメッセージをお願いできますでしょうか。
深瀬:色は私たちの本当に身近にあるものです。まずは目の前にある色をぜひ楽しんでください。
そして、心理学などに基づいた深い部分まで知りたくなったら。その時は、マインドエレメント・カラーセラピーの扉をたたいてみていただけたらと思います。
杉本:今日はマインドエレメント・カラーセラピーの奥深さに触れることができ、とても楽しい取材でした。どうもありがとうございました。
深瀬:ありがとうございました。
【リーディングの体験談】
私、杉本もカラーリーディングを体験させて頂きました。
深瀬:まずテーマを決めましょう。何でもいいですよ。
杉本:では「仕事」でお願いします。
18枚のカードが差し出されました。裏にしてあるので、何の色のカードなのかは選んでみないと分かりません。
深瀬:1枚ずつ、計3枚選んでください。
私が選んだのは、1枚目が緑、2枚目が茶色、3枚目が白でした。
深瀬:1枚目と2枚目にアースカラーが出てきましたね。これらの色を最近目にした記憶はありますか?
杉本:緑は、神社にいったときに葉っぱの色で目にしました。大きな木に囲まれて、すごく落ち着いたことを覚えています。茶色は土の色で目にしました。ベランダガーデニングをしているときの色で、やはり落ち着いた印象があります。そういう時間を過ごしているときは、気負いなく、自分らしくいられるような気持ちになります。
深瀬:1枚目は「本質的なテーマ」を、2枚目は「現在の状態」を現しています。「落ち着いて」「自分らしくいられる」というのが杉本さんの「本質的なテーマ」であり、「現在の状態」であるといえます。
杉本:そうですか。確かにそうかもしれません。
深瀬:さて、3枚目です。これは「落ち着いて」「自分らしくいられる」とどんな未来が待っているのか、というこです。これが白なんですが、白は霧などに象徴されるように、少し前が見えずらい状況をあらわします。もう1枚選んでみましょう。
4枚目は金色がでました。白いカードの上に重ねて置きます。
深瀬:金色がでてきましたね。どんな風に感じましたか。
杉本:なんとなく、縁起がいいような気がします。あとは、お金とかでしょうか。
深瀬:金色は豊かさや光明という意味を持つ色です。杉本さんの場合は、「仕事に関して、落ち着いて自分らしくいられると、今は霧がかかっていて見えづらくても、やがて豊かさや光明が見えてくる」ということになりますね。もしかしたら、お金が入ってくるということかもしれません(笑)
初体験のカラーリーディングは、心の中を優しく診察されたような感じでした。ポジティブに読み解いていただいて、とても嬉しい気持ちになり、元気をもらえました。みなさんも、是非ためしてみてくださいね!
【会社情報】
マインドエレメント研究所
コンセプト:
“マインドエレメントは“意識の要素”という意味で、色や形、感情や感覚などを指します。マインドエレメント研究所では、色や形が心と体にどのような影響を与えるのか、それをどのようなことに利用できるのかという研究をまとめ、カラーセラピーのメソッドとして提供しています。
マインドエレメント・カラーセラピーには、色を使って深層意識と対話する『カラーリーディング』と、色で心と体の癒しを導く『カラーヒーリング』、直感的思考を養う『カラーパシービング』の三つの基本メソッドと、それらの総合的なメソッドである『ドリームコントロール』があります。 “
業務内容:
仙台にて脳科学と心理学を基にしたセラピーの手法“マインドエレメント・カラーセラピー”の理論と実践を学べるセミナーや研修、講演等を提供しています。
メニュー・サービス・商品:
MEカラーセラピー・イブニング・セミナー/1,500円
MEカラーヒーリング・セミナー1DAY/12,000円
MEカラーセラピー・ファウンデーション・コース6ヶ月/220,000円
MEカラーリーディング・個人セッション60分/8,000円
MEカラーリーディング・カード(使い方説明書付き)/4,000円
所在地:980-0014 仙台市青葉区本町1-13-32 オーロラビル 5F 507
アクセス:JR仙台駅から駅前通りを北へ徒歩約10分
営業時間:セミナーや個人セッション時のみ
定休日:不定期
問合先:電話 022-298-5766 (平日11:00~20:00)
FAX 022-292-8336
メール meri@exmind.info
問合フォーム http://www.exmind.info/index.cgi?cid=6
Webサイト:MERi:マインドエレメント研究所
ブログ:ココロとカラダと色彩の話し

【深瀬啓介さんの著書】
カラーリーディング
(文芸社,1050円)
色を使って深層意識と対話する、カラーリーディング・カードがついてすぐに遊べる本です。カラーリーディングでカウンセリング、色のストーリー、色のメッセージなど。